HD使用時の高速ストレージとして非常に役に立っています

shirogumi.jpg株式会社白組

株式会社白組は数多くのCMや映画・ゲームオープニングムービー等で幅広い活動を見せている有数のCG/VFXプロダクションだ。今回はシステム部長の鈴木氏にお話を伺った。

━━━弊社のストレージは何をお使いになっていますか?

  • HD再生用NLEシステムとして「4Bay HotSwap Enclosure NS-750S RAIDセット」と
  • 「8Bay HotSwap Enclosure NS-760S RAIDカードセット」を使用しています。それとファイルサーバとして「16Bay SAS Expander Enclosure NS-330S-8020 RAIDカードセット」を使っています。
  • またLTOメディアにアーカイブする時のテンポラリディスクとして「5Bay HotSwap Enclosure NA-710C RAIDカードセット」も使っていますね。

━━━現在はどのような構成でシステムを組んでいますか?

  • HD再生用のNLEシステムは、Apple PowerMac G5、hp xw8200、hp xw6200, DELL T3400等と組み合わせて、Apple社 Final Cut ProまたはAdobe社 Premiere Proと一緒にNS-760やNS-750Sと一緒に使っています。
  • ファイルサーバとしては、DELL PowerVault NF500の外部ストレージとしてNS-330S-8020と一緒に使っています。

━━━弊社のストレージはどのような場面(作業)で役に立っているのでしょうか?

  • HD再生の時に高速ストレージとして使っています。
  • HDDを簡単に交換出来るので、作品が終わった後、HDDをしばらく外して保存しておき、次の作品では新たなHDDで作業するようにしています。
  • 後でデータを取り出したい時もHDDを戻せばすぐに使えるのも便利な点です。

━━━以前と比較してストレージに要求されるスペック(転送速度・容量など)はどの程度上がっていますか?また今後も上昇すると思われますか?

  • 数年前は、250GBのHDDを使っていましたが、今では全て1TBのHDDを使っています。
  • 容量も以前はSD解像度という事で2TB等で足りていたのですが、今では企画準備中で2TBは埋まるぐらいなので、本編に突入した時に準備する容量は更に多くなっています。
  • ただ、HDDの価格も下がり従来と同じ投資額で容量が数倍に拡張出来るというのは、SD→HDへの移行期にはとてもありがたい事だと思います。

━━━弊社のストレージが使われた作品(PV,TV,映画等)がございましたら、公開出来る差し支えない範囲でお教えください。

  • HD再生、プレビュー用に使っているので、2007年以降の弊社が関わった作品の多くで使われていますね。白組のWebサイトにも携わったプロジェクトが沢山載っているので、是非見に来てください。

━━━今後要望される事、トライアルしてみたい技術などはどのようなことでしょうか?

  • 10Gbイーサネットでのサーバ環境の構築と、一部合成システムを10Gbイーサネットで接続してデータ転送に関わる時間を短縮してみたいと思っています。
  • また、合成チームのレンダリング環境を10Gbイーサネットでうまく利用しファイルサーバから直接レンダリングをかけれるシステムを作りたいと考えています。

「合成作業による読み込むレイヤーが50〜100レイヤーに上るとのことで、ますますストレージに要求される速度は必要になってきている」と語る鈴木氏。容量も急上昇で増加の傾向にあるのでますますコストパフォーマンスに優れた機材を提供しなければならないと感じました。

株式会社白組

1974年設立の国内有数のCG/VFXプロダクション。
実写の特殊効果、CG/VFXの他アニメーション作成まで幅広く手掛ける。人材育成にも力を入れており高田馬場に「白組ヒューマンスタジオ」を開設する。
近年の参加作品は『ALWAYS 三丁目の夕日』『K-20 怪人二十面相・伝』等多数。

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